第43回 保護者から投稿


保護者を代表して一言御挨拶を申し上げます。

河村部長を始め指導者の皆様、温かく、熱心な御指導ありがとうございました。

子供達は野球だけでなく、挨拶や礼儀など多くのことを学び、とても大きく成長することができました。
そしてこれだけ多くの賞まで導いていただいたことに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
 また、いつもホームページを更新して頂いております北畑様、ありがとうございました。
私は単身赴任の身で、試合の応援に行けないことが多かったのですが、日曜の夜になるとスマホを片手にホームページの更新を『まだかな、まだかな』と心待に していました。
そこでの写真は子供達一人一人の表情が活き活きと写し出されており、『今日もがんばったんだな』と胸が熱くなる思いでした。私のように楽しみにいている方 がたくさんいると思いますので、これからも引き続きよろしくお願いします。

6年生のみんな、卒部おめでとう。そして本当によく頑張りました。
みんなは野球を通じて多くのことを学び、大きく成長しました。そして思い出もたくたんできました。
ここまで育てくれた指導者や保護者の方に感謝の気持ちは忘れないようにしてください。

このチームの特色を3つ紹介します。
 1つ目、『よく打つ』 オール有野台は『守りのチーム』とよく言われますが、このチームは少々のミスを打つことで挽回することができました。
1年間のデータをみると、チーム打率3割、また、本塁打30本、三塁打6本、二塁打101本と破壊力も十分でした。

 2つ目『元気がある』 大人しい子供が多い今日ですが、みんなはとても元気があり、そして野球を心から楽しんでいました。また試合中だけでなく、開会式前の整列においても他の チームに話しかけてすぐに仲良くなっていました。その筆頭が顔は美少年でありながら性格はジャイアンの奥山、他のチームの選手をいじり倒していました。

 3つ目『ノビシロがすごい』 毎年夏くらいになるとどのチームもレベルが上がり、なかなか点がとれなくなるし、勝つこと自体も難しくなってくる。そのレベルが上がる夏以降にみんなはそ れ以上に大きく伸びた。

具体的に申しますと、
◎キャッチャー井筒 夏以降に盗塁を次々に射すことができるようになり、その強肩を恐れて相手チームも盗塁しなくなってきた。また、バッティングでも秋季親善大会2回戦におい て、3点リードされている5回ツーアウト満塁でバッター井筒、価千金の逆転満塁ホームラン。これが決勝点となり勝利できました。井筒君、よく頑張りました

◎ファースト奥山 一見ホームランバッターだが、実はポテンヒットや内野安打などの渋いヒットが多い。ただそれでも7月以降は打率4割、チーム1位。また足も早く年間盗塁数 34、これも吉留と並んでチーム1位。打って走ってチームを引っ張りました。

◎セカンド下浦 ヒットは打つけどよそ見をして牽制アウトになるなど集中力不足をよく指摘されていたが、秋季親善大会の決勝では、集中力が切れることなく、ヒットも打つ し、守備も良かったし、抜群の働きをした。チームの誰よりも勝ちたい、優勝したいという気持ちが伝わってきた。最後の最後に弱点を克服できた。

◎サード小谷 怪我のため試合に出られないことが多く、悔しい思いをしたが、復帰後は『試合に出してもらう』から『試合に出たい』と強い気持ちになって取り組むことがで きた。数字には出ないが、彼のその姿勢はチームの勢いにも繋がった。メンタル面において大きく成長した。

◎ショート吉留 走攻守三拍子揃った中心選手。中でも秋季親善大会準決勝最終回勝利までアウト1つになったところで投手斉藤が足をつって降板、急遽マウンドに立った吉留が 三球三振で試合終了、男前ぶりにしびれた。

◎レフト鎌田 鎌田はチーム1のムードメーカー、鎌田がたまに打つと『俺も打てる』とチームが盛り上がる。また、スクイズを渋く決めるなどチーム1の犠打王。保井監督も 安心してバントのサインを出せたのでは。

◎センター森岡 北区長旗の1回戦、相手は剛腕投手。緊迫した投手戦の中、森岡が価千金のツーランホームラン、これが決勝点。終わってみたらそれ以外はすべて三者凡退。接 戦をものにした森岡の一振りは凄かった。また、守備でもセンターゴロを連発するなど強肩でチームの危機を救った。

◎ライト安富 確かにホームランも凄かった。でもそれ以上に全神戸の準々決勝では、クリーンナップが完全に押さえられている中、安富は三打数三安打二塁打2本と大活躍 し、勝利に大きく貢献した。またライトゴロを連発するなど安定感抜群の守備でも大きく貢献した。

◎ピッチャー雄太(斉藤) ホームラン21本はよく打った。ただ、ピッチングではストライクが入らない、スピードが出ないなど非常に苦しい時期があった。それでも泣き言を言わず、 『次も投げたい』とピッチャーにこだわった。

そして、保井監督からの『試合前はひたすら遠投』のアドバイスをきっかけでストライクが入り、球威も増した。そして、後半の快進撃に貢献した。
最後までピッチャーとして使い続けてくれた指導者に感謝したい 私から卒部生にお願いしたいことがあります。

1つ目〜繋がりを大事にしよう。

 卒部生9名は全員末っ子。 末っ子ということは弟や妹がオール有野台に入部してお世話になることはありません。

今後、みんなはオール有野台に来る用事がなくなります。だからそこみんなで誘い合って顔を出してください。

そして、『中学では◯◯のポジションをしています』、『背番号をもらいました』など近況を指導者に報告してください。

指導者はみんなの成長や活躍を楽しみにしています。これからどこで野球をしてもみんなの原点はオール有野台にあります。

オール有野台との繋がりを大事にしましょう。

 2つ目〜挨拶をしよう。 オール有野台に来たら、まずは部長、そして指導者、下級生の保護者の方に挨拶をしよう。 その姿は後輩が見ています。まずは挨拶で後輩の見本になりましょう。

3つ目〜野球のできる服装で来よう。 みんなは全神戸の準優勝メンバー。でも野球はまだまだ半人前、オール有野台の指導者に教えてもらえることはたくさんあります。
オール有野台に来るときは野球のできる服装、できればユニフォームで来て、休憩時間にノックをしてもらったり、ピッチングを見てもらったりして、自分の技 能を高めてください。

また、この1年、妻が保護者の代表を務めさせていただきました。単身赴任の私が仕事を終え、妻に電話をすると『連絡網のメールを作っているから』と即切断 するくらい忙しそうにしていました。
ただ、その妻は『みんな協力的で助かる』といつも楽しそうにしており、たいへんな仕事を楽しくできたのも保護者の方々のご協力のお陰と心から感謝しており ます。

また、下級生の保護者の方々やOBの先輩方が応援に来ていただいたことが何度もありました。

オール有野台の一体感を感じるひとときであり、本当に嬉しかったです。
卒部生がこれだけの成績を修められたのは彼らの力だけではなく、下級生の活躍(応援)、保護者やOBの方々のご声援があったからだと思っております。本当 にありがとうございました。

 これから44回生が中心となってオール有野台を引っ張って行くことになりますが、『ここぞ』という試合には卒部生みんなに声を掛けて応援に行 きたいと思っておりますので、頑張ってください。

 今後のオール有野台のご活躍と益々の発展を祈念しまして保護者代表の挨拶とさせていただきます。

平成28年12月
43回生保護者代表 斉藤正樹