オール有野台少年野球部 第46回生 6年生の保護者を代表いたしまして、一言ご挨拶させていただきます。 46回生の皆さん、保護者の皆様方も、ご卒団おめでとうございます。 真冬の厳しいトレーニング、真夏の炎天下の中でのノック、時には泣き、また泣き、も一つ泣きながら、厳しい練習に耐え 今日という日を迎えることができた事を、選手は胸を張り・保護者の皆様は労いの言葉をかけてあげてもいいのではないかと思います。 公式戦・練習試合を含めて、56戦36勝17敗3分け 勝率642 これが46回生の成績になります。 2019年プロ野球セパ優勝チームの巨人・西武のペナントレース勝率は550前後だったことを考えると優秀な成績だったと思います。 2018年11月から本格的に始動したこのチームは、甲北リーグ・新人戦において優勝という素晴らしいスタートを切る事が出来ました。 年が明け、5月の全神戸選抜大会では、選手宣誓の大役も見事にこなし1回戦は突破したものの、2回戦敗退という結果でした。 6月の新緑大会、天王ダム杯は、怪我人続出でチーム始まって以来のピンチに陥り、初戦敗退という悔しい結果となってしまいました。 8月の甲北夏季大会では、決勝まで進みましたが、惜しくも準優勝という成績でした。しかし初メダルをもらう事が出来ました。 夏の全神戸、秋季大会、北区長旗杯、神戸市長旗杯と善戦むなしく敗れはしたものの、対戦チームは大会上位に進出しており 決して弱いチームではない事を証明してくれたのでないでしょうか。 そして最後の大会として、北神ボーイズ杯では、見事決勝まで勝ち進み準優勝 という成績でした。 欲を言うなら勝って引退したかったが本音ですが、この1年、敗れた試合のほとんどが自滅という、このチームらしい最終戦だったと思います。 3番 ショート 田中 絢哉 チャンスで打順が回ってくることが多かった絢哉ですが、簡単に内野フライを打ち上げる、頼れる3番バッターに成長してくれました。 ヒットを打てば満足して、次の塁への進塁を忘れ、ベース上でドヤ顔でガッツポーズをし、ベンチを見ていることがよくありました ベンチから「なにやってんねん」と突っ込みで我に返るという、同時に田中コーチから激しいゲキが飛ぶシーンも多々・・・・ 次のステージではもう少し視野を広くし野球に取り組んでほしいと思います。副キャプテンとして1年間お疲れ様でした。 6番 ファースト 大畠 那利 那利はコントロール抜群でピンチになれば、チームを救うナイスリリーフを何度もしてくれました。 6年生になり、自分のピッチングに迷いが出たときもありましたが、最後は那利らしくナイスリリーフをしてくれました。 ファーストの守備に関しても、抜群のセンスでショートバウンドを捌き「さすが」と何度もつぶやく事がありましたが、 とにかく守備範囲が狭く「なんで」とつぶやく事もよくありました。 野球が好きという姿勢が誰よりも伝わってきた那利ですが、今後も野球大好き青年・おっさんになっていって下さい。 副キャプテンとして1年間お疲れ様でした。 4番 センター 梅本 陸翔 梅ちゃんがオールに入部してきた時、指導しにくい子が入ったなあと正直思いました。指導していても、口が開いたまま頷き理解 しているかも判断しにくかったことを覚えています。新チームになり新人戦では持ち前の剛速球で相手をねじ伏せ、優勝投手になり、 エースとしての自覚が芽生えた瞬間だったと思います。夏以降はセンターを守る事が多くなり、外野からチームを引っ張っている 頼もしい姿に「あの梅ちゃんが・・・」と・・・。打つ方については、頼れる4番?という事にしておきます。 一番の強みは脚力です。上のステージでも十分通用すると思います。なんせ部長お墨付きの「梅本暴走族」ですから・・・。 名前通り翔けて翔けて翔けまわってください 8番 レフト 河野 凌央 僕は凌央が好きでした。デットボールをもらえば、バットを振り上げピッチャーに向かっていこうとする姿・・・本来はダメなこと ですが・・・。 凌央が好きでした。6年生になりサード・ライト・レフトといろんなポジションに取り組み、それぞれ難しく、 常に怒鳴られていました。歯 食いしばり最後まで取り組んだ結果、ボールがレフトに飛んでも安心してみとけるようになりました。 打撃に関しては、ずいぶん悩んだ1年でしたね。中学生になっても野球を続けると聞いています。まち違った指導者に巡り合い、 また悩むかもしれませんが、自分のスイングが出来る様、凌央にあったスイングを追い求めてください。 7番 セカンド 林 優成 なんちゅうナヨナヨした子やというのが第1印象でした。 今でもそうですが、ボールに対しての恐怖心が抜けきらず、逃げながら 起用にキャッチをする姿が今でも目に焼き付いています。 に時には泣きと申しましたが、そのうちの1人です。厳しいノックと 捕れない悔しさ?と思いたいですが、グラウンドでよく涙を見せていました。 しかしグラウンド外でのキュートな笑顔でこちらの心が キュンってなった事が正直何度もありました。 バッティングセンターにも通い、その成果が夏以降から出始め、単打ではなく長打が打てるようになりました。 優成が打つとベンチは指導者含めもめっちゃ盛り上がっていました。試合中塁上でキュートな笑顔を振りまく優成をもっと見たかった。 9番 ライト 柳 瑛士 瑛士もたくさんのポジションを守り、厳しいノックに耐えた1人です。決して俊足ではありません。 ですが、チームの誰よりボールを 追っかけ、常に小走りでポジションに戻り、休憩時には髪の毛が汗でベタベタになるくらい一生懸命野球に 取り組みました。 入部当時は、声も小さく、自信なさげでしたが、今では大きな声でチームを鼓舞するようになりました。 神戸市長旗杯では、初の先発で見事完封勝利をあげるナイスピッチングでした。 その時私は主審をしていましたが、楽しそうに、 また堂々とマウンドに立っている瑛士が、頼もしく見えました。 瑛士の一生懸命走っている姿は決して忘れません。 2番 ピッチャー 望月 聡介 野球体験でモッチとキャッチボールをしたの覚えていますか。異例なことだったと思いますがピッチャーの練習をしました。 監督に「あの子はいいですよ」と言った事が、昨日のことに思います。一番いいところは、ボールの回転がよく失速しない事です。 6年生になりそのボールに重みが出てきました。モッチと一番キャッチボールをした私が言うので間違いないと思います。 硬式に進むことを聞いています。ボールの大きさ、重さも全然違います。 肩、肘の故障には十分気を付けて、モッチの持ち味のストレートに磨きをかけてください。 1番 サード 藤村 颯大 まずは1年間キャプテンお疲れ様でした。颯大のいいところは、自分も楽しみながらみんなを引っ張って行く事が出来る子だと思います。 しかし、グラウンド内では、うまくみんなを引っ張れず、頼れるキャプテンとはいかなかったように思います。 みんなを纏める事の 難しさを感じたのではないでしょうか。 7名の選手が感じる事のできない体験をした事を忘れず、上のステージでも頑張ってください。 それと、全神戸選抜大会での選手宣誓・・・めっちゃカッコよかった。全ての大会の選手宣誓を見ましたが、一番良かったです。 「サード打ってこ〜い」しか言えなかったキャプテンでしたが、ピンチの時でも、楽しみながらみんなを引っ張って行ける様な 選手になってくれる事を信じています。 最後に1つだけ、私から送りたい言葉があります。 「少年野球を卒業していく8名の選手たち!こんな個性的で、面白い8名と一緒に野球が出来て、本当に楽しかった!ありがとう」 最後になりましたが、6年生8名の選手が、今日という日を迎えることができたのも、河村部長をはじめ、監督・コーチの 熱心なご指導(大半は怒り、少しだけ誉めるという、アメ・ムチ・ムチのご指導のもと・・・) 選手たちに真剣に向き合い、ご指導して頂いたおかげと感謝しきれない気持ちでいっぱいございます。 本当にありがとうございました。 また、保護者の皆様、みなさまのご協力とご理解があったおかげで、選手たちも野球に専念する事ができたと思います。 本当にありがとうございました。また皆様と一緒に戦えたこと本当に感謝申し上げます。 今日からは、47回生が中心に、オール有野台を引っ張っていくことになります。 河村部長、監督、コーチ、お父さん、お母さんに感謝し、精一杯野球を楽しんでください。 きつい練習の為、辞めたくなる事もあるでしょう。ですが46回生8名を見てください。みんな笑顔で席に座っています。 どんなに厳しくても最後は笑顔で節目を迎えることが必ずできます。頑張って仲間を、そしてオール有野台を盛り上げてください。 長くなりましたが、オール有野台の今後のご活躍と益々の発展を祈念しまして、保護者代表のあいさつとさせていただきます 令和元年 12月15日 46回生 保護者代表 藤村 隆弘 |